ここに収められているDVDすべて見ましたが、いまのレビューの評価が不当に低くなっているようです。
前に出たプレミアムBOXの方は音楽だけ流れるサイレント(オリジナル)のみですが、こちらはナレーション付きも選択できます。
波平の声で広く知られた永井氏が、見逃しがちな状況説明、あるいは各々の短編、各々のシーンの時代背景や、チャップリンの映画全体のなかででもつ意味を、バランス良く的確に解説してくれています。また映画が楽しめるように日本語で、場面に合せた駄洒落まじりのユーモラスなせりふや、擬音も交えてあります。
総じてこのナレーションは作品を理解する知識を与える点と、作品を楽しく鑑賞できる点のバランスがよく考えられていて、マニアックに思われがちな初期の短編を身近なものにしてくれています。無論、ナレーションはなしのオリジナルでも鑑賞できるようになっているのですし、収録作品数もプレミアムBOXより多いので、こちらの方がお得です。最初にチャップリンの初期短編に触れられる方は、大は小を兼ねるという意味でこちらを選んだ方が間違いないと思います。
惜しむらくは、パッケージのデザインが全体にダサめなこと。DVD BOXはなんども見返したい作品を買うことも多いのですから、DVDの中身だけでなく、デザインにも気を配っていただけるとなお良かったのですが・・・。また永井氏のナレーションは内容的には上記のようにバランスのとれたものなのですが、個人的にはあの声を聞くとどうもカミナリ親父を思い出してしまう。波平がコメディーの活弁をやっているというちょっとシュールな感じに思えてしまうのです・・・。それでも8枚すべてみた私は、波平の駄洒落にもすっかりなれ、いまでは違和感なく解説を純粋に楽しめるようになりました。ともかくこのDVDは内容的には非常に手の込んだ仕事によって作られていますので、オススメします。
どうして小松政夫氏じゃないんですか???
BS−1で放送されてた時、小松氏の擬態語解説、すっごく
面白かったんです。やっと放送時のあの感激が、と
思っていたら…。
見ても居ないのに(聞いても居ないのに)マイナスな評価をして
悪いとは思いますが、あまりのショックで書いてしまいました。